ななみグループ代表ブログ

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サーフィン中の怪我
2019.05.16

皆様こんにちは。ナミトモの加藤です。
今日はサーフィン中の怪我で膝関節捻挫の話をします。先日オフィシャルとしてWSL主催のQS6000ICHINOMIYA CHIBA OPENで出場選手のケアをして来ましたが、実際に練習中のワイプアウトで腓骨(足首の骨)骨折疑いで救急搬送された選手や773施術ブースには試合中の膝関節痛を訴え訪れた選手は多かったと思います。サーフィン競技の特性上、足の裏をボードに固定したまま上半身を捻る動作が多いので、膝関節には相当の負担が掛かります。最近ではエアリアルなどアクロバットな技も主流となり、アマチュアサーファーでは冬場に履くブーツによって足の裏の固定力が増し、その結果ボードから足が離れずに膝を捻って怪我をするサーファーが多くいました。
膝に関する怪我の症状を挙げてみます。

1. 内側側副靭帯損傷
2. 内側半月板損傷
3. 外側々副靭帯損傷
4. 前十字靭帯損傷
5. 後十字靭帯損傷
6. 大腿膝蓋関節炎症

ざっくり挙げるとこの様な症状があります。
どの症状(怪我)でも炎症が加速すれば体の防御反応で炎症部を冷やそうと体から膝に「水」が集まります。こらがいわゆる「膝に水が溜まる」状態です。膝の怪我を放って置くとサーフィンだけでなくその後の日常生活にも影響が出たり、数年後に後遺症として悪化した症例もあるので、サーフィン中の膝の怪我や持病の膝の痛みは専門家に診てもらうことをお薦めします。
写真は実際にQS6000 ICHINOMIYA CHIBA OPENにて試合中に膝を痛めた選手の治療をしています。靭帯や骨には異常はありませんでしたが、大腿四頭筋の内側広筋や内転筋がかなり緊張した状態でした。