ななみグループ代表ブログ

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サーファーの症例:肩関節周囲炎2
2018.08.11

□四十肩/五十肩

☑︎夜になると痛みが強くなる
☑︎肩が痛くて腕が上がらない
☑︎朝痛くて目が覚める
☑︎腕が体の後ろに回らない
☑︎パドルで肩に激痛が走る
☑︎四六時中痛くて集中できない

“四十肩、五十肩”って嫌な響きですよね。若い時には自分には関係のないものだと思っていても、気がついたら上記に挙げた症状が出ていませんか?最近では10代や20代でも同じ様な症状を訴える人を見かけます。四十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」といって、この症状の若年化が目立っていますね。いずれにしても、かなり強い痛みを伴うものなので早期の完治やこうならない為の予防医療が必要とされています。

<原因>
大きく分けて2つ
・年齢的変化 (運動不足、筋力低下、関節内石灰化など)
・外傷性   (運動やスポーツ中の怪我やオバーワークなど)

どちらかと言えば、年齢的な身体変化によるものが多いとされていますが厄介なのは「痛い」事。
これ、ただの痛みじゃないんですよね。初めは何となく気になる程度だったのが、気付いた時には時すでに遅し!「激痛」となっている事が殆どです。四十肩/五十肩になるのは、あっという間なのです。
激痛を伴う殆どの方は肩の「関節拘縮」に陥っています。簡単に言うと「肩が固まって動かない」状態です。
こうなると最悪なループが待っています・・・・
「痛い」→「動かさない」→「固まる」→「さらに痛い」→「動かせない」→「さらに固まる」
これ一番最悪ですから。。

<治療法>
拘縮して可動域制限のある肩に対しては継続的なリハビリが必要です。注射でステロイドやヒアルロン酸などを関節内に注入しても一時的な痛いの解消にはなるものの、運動療法や電気療法を並行して行い肩関節の動きを改善していく必要があります
<治療期間>
その方の生活習慣や環境によって異なりますがよく言われるのが「痛くなって放置していた期間の3倍」です。あくまでも目安ですが言いたいことは分かりますね。少しでも気になったら早めに予防する事が重要です